2021.11.02
コールセンター【コロナ対策を実態調査‼】コールセンター勤務の80.4%が 「周りの従業員からの感染リスク」に不安
〜約75%が「空気の見える化」で安心して過ごせる空気環境に期待〜
「顔の見えるライフスタイル」の実現を目指す株式会社UPDATER(10月1日みんな電力株式会社より社名変更、所在地:東京都世田谷区、代表取締役:大石英司)の空気環境対策事業「みんなエアー」(https://minnaair.com/)は、全国のコールセンターに勤める従業員102人を対象に、「コールセンターのコロナ対策」の実態調査を実施しました。
■調査概要
調査概要:「コールセンターのコロナ対策」の実態調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2021年9月21日〜同年9月23日
有効回答:全国のコールセンターに勤める従業員102人
■ほぼ全てのコールセンターでコロナ対策を実施
「Q1.あなたのお勤め先ではコロナ対策は実施していますか。」(n=102)と質問したところ、「入念にコロナ対策を実施している」が47.0%、「コロナ対策を実施している」が47.1%という回答となりました。
・入念にコロナ対策を実施している:47.0%
・コロナ対策を実施している:47.1%
・あまりコロナ対策を実施していない:5.9%
・全くコロナ対策を実施していない:0%
■コロナ対策、「業務時のマスク着用」が約9割、「空気改善機器による対策」が約5割
「Q2.Q1で「入念にコロナ対策を実施している」「コロナ対策を実施している」と回答した方にお聞きします。コロナ対策で実施しているものをお答えください。(複数回答)」(n=96)と質問したところ、「業務時のマスク着用」が90.6%、「体調不良時の勤務の禁止」が78.1%、「アクリルパーテーションの設置」が75.0%という回答となりました。
・業務時のマスク着用:90.6%
・体調不良時の勤務の禁止:78.1%
・アクリルパーテーションの設置:75.0%
・従業員の用いる機器の消毒:65.6%
・フィジカル・ディスタンス(ソーシャルディスタンス)の確保:64.6%
・社内の換気の励行:63.5%
・空気改善機器による対策:52.1%
・その他:7.3%
■その他の対策、「社内一方通行」「テレワーク」など
「Q3.Q1で「入念にコロナ対策を実施している」「コロナ対策を実施している」と回答した方にお聞きします。コロナ対策で実施しているものをQ2以外にあれば自由にお答えください。(自由回答)」(n=64)と質問したところ、「入退室時の手指消毒」「黙食やフェイスガード着用」「テレワーク」など64の回答が得られました。
<自由回答・一部抜粋>
・入退室時の手指消毒、希望者はフェイスシールドの着用。(千葉県)
・食堂利用は一人のルール。(東京都)
・時差出勤 体温測定。(東京都)
・テレワーク。(東京都)
・喫煙所の人数制限。(北海道)
・社内一方通行。(沖縄県)
・週1回のPCR検査の実施、手袋着用、出勤時の体温計測と報告の義務化。(東京都)
・なるべく直接の会話を避けてチャットなどの利用を促進されている。(東京都)
・黙食、話す時はフェイスガード着用、ミーティングのweb実施。(東京都)
・毎日の検温記録勤務中の移動などの行き先や行動記録。(愛知県)
■空気改善機器、「フィルター系」機器の採用率が70%で最多
「Q4.Q2で「空気改善機器による対策」と回答した方にお聞きします。どの種類の空気改善機器を導入していますか。(複数回答)」(n=50)と質問したところ、「フィルター系」が70.0%、「イオン系」が32.0%、「オゾン系」が12.0%という回答となりました。
・フィルター系:70.0%
・イオン系:32.0%
・オゾン系:12.0%
・光触媒系:8.0%
・噴霧系:6.0%
・UV系:4.0%
・その他:4.0%
■勤務中、80.4%が周りの従業員からの感染リスクに「不安を実感」
「Q5.あなたは勤務時間中、他の従業員による感染リスクに不安を感じますか。」(n=102)と質問したところ、「かなり不安」が23.5%、「やや不安」が56.9%という回答となりました。
・かなり不安:23.5%
・やや不安:56.9%
・全く不安はない:19.6%
■約75%が「空気の見える化」で現状の改善に期待する声
「Q6.空気質の数値化など「空気の見える化」を行うことで、安心して過ごせる空気環境になることを期待しますか。」(n=102)と質問したところ、「かなり期待する」が23.5%、「やや期待する」が51.0%という回答となりました。
・かなり期待する:23.5%
・やや期待する:51.0%
・あまり期待しない:20.6%
・全く期待しない:4.9%
■82.4%が「適切な換気」と、「省エネ対策」を同時に実施希望
「Q7.必要以上の換気をすると空調設備のエネルギー使用量も過剰になりますが、適切な換気をし、省エネ対策も実施したいと思いますか。」(n=102)と質問したところ、「非常に思う」が28.5%、「やや思う」が53.9%という回答となりました。
・非常に思う:28.5%
・やや思う:53.9%
・あまり思わない:12.7%
・全く思わない:4.9%
■コロナ対策への考え、「個人情報を扱うため、在宅勤務は難しい」「声を出すことが仕事なので一番の難題」の声あり
「Q8.コロナ禍でのコールセンターでの働き方に関してあなたの考えを自由に教えてください。(自由回答)」(n=68)と質問したところ、「人数が多いので、他の人が対策を徹底しているのか不安」「数や座席数の関係でソーシャルディスタンスが難しく、共用の物や社内の休憩スペースに手を触れる機会も多い為不安」など68の回答が得られました。
<自由回答・一部抜粋>
・人数が多いので、他の人が対策を徹底しているのか不安。(北海道)
・無駄なオフィスワークはどんどんテレワーク化を進めるべき。(東京都)
・人数や座席数の関係でソーシャルディスタンスが難しく、共用の物や社内の休憩スペースに手を触れる機会も多い為不安。(東京都)
・個人情報を多く扱うため、在宅勤務は無理。(東京都)
・声を出すことが仕事ですので何よりもそこが一番の難題です。(大阪府)
・人数が多いので換気のタイミングが難しい。食事のとり方をもっと工夫すべき。(大阪府)
まとめ
今回は、コールセンターに勤める従業員102人を対象に、「コールセンターのコロナ対策」の実態調査を行いました。
ほぼ全てのコールセンターでコロナ対策が実施されており、具体的な実施項目としては、「業務時のマスク着用」が約9割、「体調不良時の勤務の禁止」が約8割、「空気改善機器による対策」が約5割という結果になりました。また空気改善機器を導入しているコールセンターでは、「フィルター系」機器が70%と最も多く採用されていることがわかりました。
一方で、80.4%が、勤務中に周りの従業員からの感染リスクについて「不安を感じる」と回答がありました。対策はされているものの、実際に働いている従業員の不安を拭いきれていないという状況が明らかになりました。
また、約7割以上が空気質を数値化するなどの「空気の見える化」で、現状の改善に期待しており、換気などの「コロナ対策」とともに「省エネ対策」も実施していきたい意向を示しました。
コールセンターのコロナ対策について、「職務上、声を出さなければいけないこと」や「人数や座席数の関係でソーシャルディスタンスが難しい」という声に加え、テレワークが実施できないという実態も明らかになっております。このことからも「空気改善機器」を取り入れた安心安全な環境が求められています。