2023.01.18

UPDATER・電通大・進和テックが、空気質データ分析に基づく空気環境の改善に関する共同研究を開始

株式会社UPDATER
国立大学法人電気通信大学
進和テック株式会社

 

株式会社UPDATER(所在地:東京都世田谷区、代表取締役:大石英司、以下「UPDATER」)、国立大学法人電気通信大学(所在地:東京都調布市、学長:田野俊一、以下「電通大」)、および進和テック株式会社(所在地:東京都中野区、代表取締役社長 渡邊裕元、以下 「進和テック」)は、UPDATERの空気環境改善事業「みんなエアー」を中核に、屋内外におけるIoT機器を用いた空気環境の見える化と分析、および空気清浄装置の活用と換気などによる空気環境の改善に関する共同研究を開始します。また、本共同研究では、空気環境に関するお困りごとにお答えする「空気質・専門家相談サービス(無料)」も実施します。

 

 

■背景
世界的な感染症の拡大を背景に、空気環境への関心が高まっています。特に、多くの患者や幼児などが集う医療機関や保育園などの公共の場では、接触感染、飛沫感染に加えエアロゾル感染への対策が極めて重要であり、エアロゾル感染については2022年3月に国立感染症研究所より正式に感染経路の一つとして注意喚起が行われています(※1)。また、感染経路での予防という視点ではアクリル板やパーテーションが使い方によっては逆効果という専門家からの発信も確認されており、現在でも感染症対策は様々な角度から、専門家による効果検証と議論が行われています。(※2)
本共同研究では、感染症対策として最も重要視されている「換気」にフォーカスし、CO2濃度計を活用することで空気質を可視化し、空気質データ分析による換気の適切なタイミングや、過換気によるエネルギーの無駄を出さない仕組みを構築する活動を開始します。本共同研究では、より多くの人々が安心で活力あふれるウェルビーイングな生活を空気環境改善によって実現することを目指します。

 

※1 https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/2484-idsc/11053-covid19-78.html
※2 参考 https://toyokeizai.net/articles/-/451074

 

 

■共同研究概要

共同研究の目的:
空気質のビッグデータを活用し、施設ごとの特性に応じた空気環境改善と運用の見直しを行う

 

共同研究内容:
室内、屋外におけるIoT機器を用いた空気環境の見える化および分析、空気清浄装置の活用および換気などによる空気環境の改善研究

 

共同研究の役割:
<UPDATER:みんなエアー事業> 
空気質モニタリングクラウド「MADO」の提供および空気質データの分析

 

<電通大>
空気質データの分析および換気指導 

 

<進和テック>
エアフィルターや換気設備による空気質の改善

 

 

■空気環境に関するお困りごとに答える、無料(※3)の「空気質・専門家相談サービス」
すでに研究者や空調業界では常識とされる空気環境の問題に対する解決策も、一般消費者にとっては手の届きにくい情報で、インターネット上のたくさんの情報の中からどの情報が正しいかを判断することが難しい状況です。「空気質・専門家相談サービス」では、皆さんから寄せられる相談に対し3機関の知識や経験をもとに安心安全な空気環境をつくるアドバイスを提供します。
https://minnaair.com/specialist/

※3 ソリューションによる改善が必要な場合、導入に関する費用が発生します。

 

 

 

■共同研究に関係する各機関からのコメント

<株式会社UPDATER|みんなエアー事業責任者 碓氷友美氏>
常日頃より身の回りのリスクを研究し、わかりやすく情報発信されている電通大の石垣特任准教授および75年以上国内の空気環境をエアフィルターや機械換気設備によって改善してきた進和テック様とともに、このような取り組みができることを大変嬉しく思います。生活者の健康増進とウェルビーイングな環境づくりに資する活動を推進してまいります。
https://minnaair.com/blog/4998/

 

<国立大学法人電気通信大学|石垣陽 特任准教授>
私どもの研究室では国内3,000ヶ所の店舗・医療福祉施設・オフィス等で換気測定を行ってきましたが、そこで見えてきたのは換気の「格差」です。特に冬場・夏場は窓を閉めがちとなりますので、換気状態を可視化することは、エアロゾル感染のリスク管理において非常に有効だと言えます。また昨今の研究では、換気は知的生産性とも関係することがわかってきました。さらに過換気を避けることで、省エネにも貢献することができます。空気質モニタリングクラウド「MADO」の活用により、感染症対策・知的生産性・省エネを同時に満足することが期待できます。
https://minnaair.com/blog/4950/

 

<進和テック株式会社|営業本部マイスター 加藤辰夫氏>
弊社は我が国の空気浄化技術とエアフィルターのパイオニア企業です。長年にわたり数多くの病院、製薬製剤工場、原子力災害一時退避施設などで、HEPAフィルターをはじめとした有害エアロゾル除去設備の納入とメンテナンスを実施してきました。医療機関、福祉施設、保育施設などで精力的に換気改善のご指導をされている石垣先生と、学校、保育園、オフィスの「空気の見える化」を進めるUPDATER社とのコラボレーションで、これまでに培った技術を世の中のお役に立てる活動に、より一層進化させていきます。
https://minnaair.com/blog/4958/

 

 

■参加機関および事業の概要

会社名 株式会社UPDATER
所在地 :東京都世田谷区三軒茶屋2-11-22 サンタワーズセンタービル8F
代表者 :代表取締役 大石英司
設立   :2011年5月25日
資本金 :13億498万円(資本準備金 20億3,918万円) ※2022年3月31日現在
事業内容:Climate Tech事業「みんな電力」、Well-being Tech事業「みんなエアー」(24時間空気質計測・データ化管理、空気環境対策機器の販売・リース・レンタル、アフターサービス、メンタルヘルスチェックサービス、オウンドメディア運営)等
コーポレートサイト:https://www.updater.co.jp/
「みんなエアー」サービスサイト:
https://minnaair.com/
「みんなエアー」オウンドメディア AIR Lab.JOURNAL:
https://minnaair.com/blog/

 

法人名:国立大学法人電気通信大学
所在地:東京都調布市調布ケ丘1-5-1
代表者:学長 田野俊一
創立  :1918年12月
サイト  https://www.uec.ac.jp/

 

会社名 :進和テック株式会社
所在地 :東京都中野区本町1-32-2 ハーモニータワー
代表者 :代表取締役社長 渡邊裕元
設立   :1946年2月17日
資本金 :3億円
事業内容:主な取扱商品 / ビル・工場など空調用エアフィルター、クリーンルーム関連機器、発電そのほか各種プラント用エアフィルター、集じん装置・脱臭装置・サイレンサー、冷凍・冷暖房・空調用部品などの輸出入・販売
コーポレートサイト  :https://www.shinwatec.co.jp/

 

 

■本件に関するお問い合わせ先

株式会社UPDATER 新事業推進部 みんなエアーチーム 碓氷
代表TEL:03-6805-2228     
E-mail: minnaair@minden.co.jp

 

国立大学法人電気通信大学 総務企画課 広報係
TEL:042-443-5019
E-mail:kouhou-k@office.uec.ac.jp

 

進和テック株式会社 秘書室 広報担当
TEL:03-5352-7222     
E-mail:komatsuzaki_s@shinwatec.co.jp

 

 

プレスリリースPDFデータはこちらからダウンロードください。


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